耳の病気|まえかわ耳鼻いんこう科|箕面市の耳鼻咽喉科・アレルギー科

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耳の病気

耳の病気|まえかわ耳鼻いんこう科|箕面市の耳鼻咽喉科・アレルギー科

耳の症状

耳の症状

  • 耳がつまった感じがする
  • 耳だれがある
  • 自分の声が響く感じがする
  • 耳が痛い
  • 耳がかゆい
  • 耳鳴り
  • 少しずつ聞こえが悪くなっている
  • 突然、片方の耳が聞こえなくなった
  • 目が回って、立っていられないことがある
  • 頭を動かすとめまいがする

耳あか

耳あかは、外から入ったホコリだけでなく、外耳道の皮膚にある皮脂腺(ひしせん)などから出てくる分泌物と、古くなった表皮が混ざったものです。外耳道の皮膚は、約1カ月をかけて鼓膜付近から外側に移動していき、最後にはがれおちます。耳あかには、乾いた耳あかと湿った耳あかがありますが、これは遺伝で決まり、湿っているからといって病気ではありません。完全につまってしまうと、耳栓をしているのと同じように聞こえにくくなるばかりでなく、外耳炎をひき起こし痛みが出てくることもあります。また、中には真珠腫という特殊な中耳炎が奥に隠れていることもあります。

中耳炎

中耳炎には急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎などがあります。

急性中耳炎

中耳炎は鼓膜の奥の中耳で炎症を起こす病気です。風邪をひいたときなどに鼻の細菌やウイルスが、鼻の奥から中耳につながる耳管(じかん)を通って中耳に入ることで起こります。比較的、子どもに多くみられますが、大人でもかかることがあります。症状としては、鼻水やのどの痛みなどの症状に続いて、強い耳の痛みや発熱、耳だれ、耳がつまった感じ、聞こえにくさなどが生じます。うまく痛みを伝えられない乳児は、機嫌が悪くなってぐずったり、頻繁に耳に手を当てたりするなどの仕草がみられます。

慢性中耳炎

鼓膜に穴が残り、繰り返し耳だれがでるなど中耳炎が慢性化した状態です。

滲出性中耳炎

鼓膜の奥の中耳腔に滲出液と呼ばれる液体が貯留する病気です。滲出液は、通常は耳管という管からのどへ排出されますが、耳管がうまく働かないと滲出液がたまったままになり、難聴や耳がつまった感じが続きます。

痛みや発熱といった際立った症状がないので、乳幼児期のお子さまの場合、訴えがなく気が付きにくいといえます。聞き返しが多い、呼びかけても反応しないなど難聴を疑う様子があれば早めに受診しましょう。

外耳炎

外耳(耳介)から鼓膜にかけての部分の皮膚に細菌やカビなどにより炎症が起こった状態です。
耳の穴の皮膚は非常に薄く、少しの刺激で傷がついたり荒れたりします。
症状はかゆみや痛みなどで、耳だれが出てくることもあります。ひどくなると聞こえにくさや耳がつまった感じを伴う場合もあります。

難聴

人は音源から生じた空気の振動を感じて音を認識し、音により生じた鼓膜の振動は、鼓膜の奥の小さな骨(耳小骨)を伝わり内耳に到達します。内耳では振動を電気信号に変換し、聴神経を伝わり脳へ到達して音として認識されます。難聴は、この工程が障害されることで起こります。音の振動がうまく内耳まで伝わらないことで生じる難聴を伝音難聴といいます。内耳が障害されたり聴神経がうまく伝達できなかったりすることで生じる難聴を感音難聴といいます。
伝音難聴を生じる病気には鼓膜穿孔や中耳炎、耳小骨先天異常などがあり、感音難聴には、突発性難聴や内耳炎、加齢性難聴、聴神経腫瘍などがあります。

メニエール病

難聴、耳鳴、耳のつまり感など、聴覚症状を伴うめまいを繰り返す病気です。「目が回って立っていられない」「まわりの景色がぐるぐる回る」という特徴的な症状が現れます。聴こえの症状は、めまいの前後に悪化し、めまいが治まるとともによくなりますが、発作を繰り返すにつれて悪化していくこともあります。内耳の内リンパ液が過剰な状態になることが原因とされており、その誘因としてストレスが関係していると考えられています。

良性発作性頭位めまい症

めまいの中で最も多い疾患です。寝返り、起床時、臥床時などで頭の位置や頭を動かすことによって誘発されます。通常回転性のめまいで数秒から数十秒で治まり、難聴や耳鳴は伴いません。内耳にある耳石の一部がはがれそれが浮遊し、頭の動きで移動するためにめまいが生じます。
通常2週間程度で軽快していきます。

耳鳴り

耳鳴りは、実際には音がしていないのに、何かが聞こえる状態を言います。蝉の鳴くような「ジー」や、金属音の「キーン」という音のように表現されることが多く、もちろんそれ以外の音もあります。一般には聞こえが悪くなるにともなって、耳鳴りが出てくることが多いものの、そうでない方もあり、原因はあまりわかっていません。耳鳴りの多くは、自分自身にしか聞こえない「自覚的耳鳴」であることが多く、ストレスや睡眠不足などで更に大きくなることもあります。耳鳴りがうるさく、眠れない、家事や仕事が手につかないなど日常生活に支障をきたす方もおられます。