花粉症・アレルギー|まえかわ耳鼻いんこう科|箕面市の耳鼻咽喉科・アレルギー科

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花粉症・アレルギー

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アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎

鼻粘膜でアレルギー反応がおき、くしゃみ・鼻汁・鼻づまりを三大症状とする疾患のことをアレルギー性鼻炎と言い、通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)に大別されます。
アレルギー性鼻炎の治療には、次のようなものがあります。

  1. 抗原の回避
  2. 薬物療法(点鼻薬、内服、点眼薬などを使い症状を軽減させます。あくまでも対症療法です。)
  3. 手術療法
  4. 舌下免疫療法

花粉症

今や花粉症の人口は1,000万人以上に上り、もはや”国民病”とも言われています。
原因は食生活や住環境の変化により、アレルギー体質の人が増加していることや、大気汚染(ディーゼルエンジンの排気ガス)など、さまざまな要因が考えられていますが、戦後植林したスギ林の樹齢が30年を越えて花粉の量が著しく多くなっているのも原因とみられています。
アレルギー性鼻炎の一種で、特に植物の花粉が原因となって、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血、涙などの症状を引き起こします。スギやヒノキの花粉がよく知られていますが、これら以外にもアレルギーを引き起こす植物には、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギほか、たくさんの種類があります。

花粉症の症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまり

花粉症のくしゃみは発作のように連続して起こり、回数が多いのが特徴です。風邪の場合は長くても1週間程度で治まりますが、花粉症の場合はシーズン中続きます。鼻水は水のようにサラサラして、風邪のときのように粘り気がある黄色い鼻水にはなりません。鼻づまりや目のかゆみも強く出ます。

その他の症状

花粉がのどから気管に入ると、たんの出ない乾いたせきが続くことがあります。重症の場合は、気管支の粘膜が腫れ、のどの痛みや呼吸困難が起こることもあります。皮膚に花粉がつくことで肌が荒れたり、耳の中にかゆみが起きることもあります。花粉症の症状が重いと、ぼーっとして熱っぽい、だるく倦怠感がある、頭が重いといった全身症状をともなう場合もあります。

花粉症の原因

スギ、ヒノキ科の花粉

日本で最も多い原因は、約8割をしめるスギ花粉です。2月~3月にかけてピークがあり約2カ月間続きます。花粉は、日中、晴れた日に多く飛散します。近年飛散量が増えているヒノキ科の花粉がスギ花粉より1カ月から1カ月半遅れて飛散するので、症状が長引く場合はヒノキ花粉症を併発している可能性があります。

イネ科の植物の花粉

花粉症の原因となるイネ科の植物の代表はカモガヤです。全国いたるところの道端、空き地、土手、河川敷など身近な場所に繁殖し、5月から8月ぐらいまで花粉を飛ばします。

ブタクサなどの雑草の花粉

空き地の減少や積極的な刈り取りにより少なくなっていますが、飛散時期は8月から9月です。ヨモギによる花粉症もブタクサと同じくらいみられ、シーズンはブタクサより半月程度遅れます。

舌下免疫療法

スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎に対する保険適応での舌下免疫療法があります。
治療はアレルゲンを含む治療薬を舌の下に置き、定められた時間保持した後に飲み込みます。長期にわたりアレルゲンに体を慣らすことで症状を和らげたり、根本的な体質改善を期待することができます。