睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群
成人の場合、いびきをかき、1時間に5回以上睡眠時無呼吸があり、日中に強い眠気や集中力低下などがあると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。診断には睡眠検査を行いますが、多く見られるのは、のどが塞がって起こる閉塞型睡眠時無呼吸です。顎が小さい、扁桃が大きい、肥満などが原因となります。
主な治療には、CPAP(シーパップ)という治療器械をもちいる方法、肥満であれば減量を心がける、喉を広げる手術などがあります。この病気は、日中の眠気、熟睡感のなさなどの他、高血圧症や心臓病、脳血管疾患を悪化させるので、できるだけ早く診断し治療を始める必要があります。
寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させて治療する方法です。CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。
CPAP療法を適切に行うことで、睡眠中の無呼吸やいびきが減少し、眠気の改善や、血圧を下げる効果が期待されます。